こんにちは!コロスケです(*^_^*)
毎日暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、参禅体験レポート第3弾!「坐禅止観(ざぜんしかん)」の様子についてお届けします★

「坐禅」に興味はあるけれど、実際どんなことをするのだろう…とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は2日間にわたり実施した坐禅体験の様子を、ご紹介していきたいと思います!!


今回、参加者の皆さんに坐禅を組んでいただいた場所は、重要文化財「釈迦堂」です(^^)延暦寺の中でも最古の建物で、非常に重厚感があります!!


しかしすぐにお堂に入れるのかというとそうではなく、入堂の際もお経をしっかり唱えなければ入堂できません。

「我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう) 
 皆由無始貪瞋痴(かいゆむしとんじんち)・・・」
(ちなみに貪瞋痴とは人間の三毒…西遊記の猿・豚・河童で表現されているそうです)

みんなの声が小さいと、何度もやり直しをします(汗)!!
皆さん一生懸命お腹から声を出し、いざ入堂!!

釈迦堂に入ると、より一層緊張感が増してきます!

仏様に一礼をし、まずは座布団の置いてあるところに座り、お坊さんの説明を聞きます。

まずは、足の組み方から
→組んだ足のもう一方を膝の上に置き、両膝が座布団に接するように、安定する場所を探します。

呼吸の整え方
→鼻から息を吸って、長く息を吐いていきます。
 丁寧に、ゆっくりとです…。

そして、一番難しいのが、「半眼」。うす〜く目を開け、斜め下の方向を見つめ、背筋を伸ばします。

拍子木の音が、「パン!パン!」と鋭く鳴り響き、いよいよ坐禅止観の開始です!!!

釈迦堂の明かりも消え、小鳥のさえずりや木々の音が聞こえ、非常に幻想的な雰囲気の中、始まりました。

姿勢をただし、ひたすら呼吸に集中します。「1〜、2〜」と心の中で数えていくのですが、まだまだ初心者の私は、雑念が邪魔をするのと、足のしびれがピークになり、いくつまで数えたか分からなくなるのもしばしば(^_^;)

参加者の皆さんは、一体いくつまで数えられたのでしょう。
非常に集中していらっしゃいました。

坐禅が始まって15分ほど経ったとき、お坊さんが姿勢矯正のために回ってこられました。

「パシッ!パシッ!パシッ! 
 パシッ!パシッ!パシッ!」

背骨の右と左を3回ずつ。音だけ聞いていたら、非常に痛そうなのですが、これがとっても気持ちいいのです!

そして、集中力を再度高め、坐禅止観の続きをします…。

最後に、また拍子木が「パン!パン!」と鳴って、坐禅止観は終了。

なかなか集中できず、時間が長く感じたという参加者の方もいれば、肩を虫にかまれて出血しているのに、気にせず坐禅に集中されている参加者もいらっしゃいました!(後程手当をさせていただきました)

私も、何度か参加をしておりますが、坐禅は何度おこなっても、身が引き締まります!

さて、2016年度の「夏の比叡山 参禅体験」は、7月30日(土)、31日(日)を予定しております!

次年度の参禅体験へのご参加を、スタッフ一同お待ちしております★☆★