KEIBUN文化講座「写らないものを感じさせる写真」ではすてきな被写体を求めて、撮影会を行っています。

今回の撮影会は、琵琶湖に浮かぶ沖島(近江八幡市)で行いました。これに同行した講座スタッフは、写真については全くの素人ですので(写真の講座なのにナント!)、撮影会の間、島民の方から島のことをいろいろお聞きしました。

もともと、石材業が盛んで、彦根城の石垣や琵琶湖疏水の一部は沖島産の石英斑岩が使われていますが、現在の島民のほとんどは漁業にたずさわっています。なので、漁港の近くには、「魚介類供養塔」が立っています。

沖島で目立つのは、このカラフルな漁網。その理由を島民の方にお尋ねすると・・
「白い網だと、汚れが目立ち、網があることが魚にわかってしまうやろ。だから色がついているんや」
魚にそんな能力があることをはじめて知りました。

「写らないものを感じさせる写真」の撮影会はいつも楽しく、ときとして遠足気分で参加される受講生もおられます。
「KEIBUN文化講座」ではみなさまのご参加をお待ちしております。