年末が近づくとなぜか第九が聞きたくなりませんか?今年、大津市では久しぶりに複数の第九演奏会が開催されました。
当社のKEIBUN第九は28回目を迎え、今年もおかげさまで全席完売となりました。ありがとうございます。
今日は普段なかなか見ていただくことのないコンサートの裏側をご紹介します。

朝9時からホールの準備はスタートします。まず行われるのが舞台設営。300人近い合唱団と約70人のオーケストラが登場するステージ。たくさんのスタッフにより大がかりな準備が行われます。これは雛壇を組んでいるところです。

出演者の皆さんの控え室(楽屋)の準備も進んでいます。気持ちよくご出演いただき、最高のパフォーマンスを披露していただくよう、準備を行います。びわ湖ホールには楽屋入口に使用する楽屋の一覧が一目で分かる便利なホワイトボードがあります。そのボードに出演者のお名前をスタッフが書いているところ。

ロビーではお客さまをお迎えする準備が進みます。公演前や休憩中にお客さまにご覧いただくためのプログラムや次回公演ご案内のチラシなどを一つにセットしていきます。1600人分を用意するのですから、なかなか骨の折れる作業ですが、これもお客さまに公演をお楽しみいただくための大事な準備です。

リハーサルはお昼前からスタート。合唱団の皆さんは地下のリハーサル室で発声トレーニング。体が楽器の歌手には事前の準備がとても重要です。皆さんにここでしっかりウォーミングアップしていただき、舞台上でのリハーサルに備えていただきます。

合唱団やオーケストラの皆さん、ソリスト(独唱)の皆さん、そして今年の指揮をしてくださる井上道義さんもステージ上に勢ぞろいし、ゲネプロと呼ばれる公演前の総練習が行われます。よりよい本番のために、井上さんから細かいリクエストが出ます。これは井上さんが大太鼓の向きを打楽器奏者の方といろいろと試されているところです。1つの本番を成功に導くために、舞台裏ではさまざまな準備が行われています。スタッフや出演者のみなさま本当にありがとうございます。今年も本番はおかげさまで成功裡に終演することができました。