今回のパリ訪問には、もう1つ大きな目的がありました。それは、Dijonにお住まいの鈎奈美子さんにお会いすること。鈎さんはフランスに留学してドビュッシーの歌曲を研究され、その後ご結婚されてディジョンという街にお住まいになっておられます。パリからTGVという新幹線で1時間30分程の旅。ワイン好きの方はよくご存知であろう「ブルゴーニュ」という地方の中心地がディジョンです。
古くはブルゴーニュ公国の首都であったこの地では、今も立派なお城が市庁舎として使われています。市庁舎の前の広場にはカフェも並び、市民の憩いの場となっています。
ディジョンには教会などたくさんの歴史的建造物が残っていて、「中世の街」という風貌でした。路地を歩くとその先にはブルゴーニュ屋根が見えて来たり、歩いて回るのにはちょうど良い大きさの市街地です。
そして、ディジョンはふくろうの街
この写真のふくろうは、数いるふくろうの中でも一番の有名人?!触って願い事をすると叶うそうです。ということで、すでに顔が無くなってしまってますね(笑)
ブルゴーニュ地方の代表料理といえば、エスカルゴやワイン煮込みなんです。エスカルゴもワイン煮込みも、ちゃんといただいてきました!
そして、お土産には「ディジョンマスタード」を…。パリだけでなく世界的に有名なマスタード店「MAILLE マイユ」も、もちろんディジョンにお店がありますよ。
この街を案内して頂きながら、ドビュッシー企画の様々なアイデアをご提供いただいた鈎さん。彼女のお陰で実現したコンサートが20日開催の「月の光 Clair de Lune」です。なんと、ドビュッシーや日本の歌曲と能が……お楽しみに!!