ドビュッシーの生誕150年は、もちろんフランスでも祝われています。オランジェリーとオルセー両美術館が共催の「ドビュッシー、音楽と美術展」です。

こちらは6月までの開催でしたが、その後はなんと東京のブリヂストン美術館にやってきています!(10月14日までの開催)

展示内容はカメラに収める事ができませんでしたが、当時交流のあった画家の作品や、ドビュッシーがのめりこんで収集したという東洋美術作品など、ドビュッシーにまつわる品が数々展示されていました。中でも、ピアノ曲「映像第2集 金色の魚」にインスピレーションを与えたという日本の漆器(箪笥の扉部分だと言われています)には感激しました。こちらはポストカードになって販売されてもいます。

そして、ドビュッシーはカエル好きだったというのをご存知ですか?この木製の文鎮には、「アルケルくん」という名前までつけて可愛がっていたそうです(笑)

パリの街並を眺めるのにうってつけの場所の1つ、凱旋門の屋上です。360℃パノラマに広がるパリの街。やはりエッフェル塔のある場所が絵になりますね。このエッフェル塔が建ったのが1889年、パリの万国博覧会の記念でした。パリ万博はドビュッシーにとても大きな影響を与えたイベント。ここで日本・中国の美術品に触れ、インドネシアのガムラン音楽にも触れたドビュッシーは、以後の作品にその独特の東洋風を取り入れました。ドビュッシーを良く知らなくても、ドビュッシーのそれらの曲には何となく親近感を覚える方もおられるのではないでしょうか。