いきなりのハプニングから始まった室内楽週間でしたが、今日はシューマンシリーズ第二弾、『ピアノ五重奏』です。
今日のご出演は、ご存じピアノの塩見亮さんをはじめ、ムジカチェレステでもお馴染み、チェロの金子鈴太郎さん、その他のメンバーは京都市交響楽団でご活躍のメンバーで、コンサートマスターの泉原隆志さん、ヴァイオリンの田村安祐美さん、ヴィオラの川本祥子さんです。
室内楽の醍醐味は、プレイヤーお一人お一人の個性が存分に発揮され、それが化学反応をおこし、演奏がどんどん高まっていくことではないでしょうか。リハーサルではよりよい音楽を目指し、ディスカッションが繰り返されます。
とにかく熱い、熱い!
そして、昨日の3人もそうですが、演奏者のみなさんの表情がなんと愉しそうなこと!
本番もまさに「熱演」という言葉がピッタリの公演となりました。
シューマンとブラームスという師弟関係にあった二人のピアノ四重奏をまとめて聞くというのも、ありそうでなかなかない機会かもしれません。
お客様の熱気も最高潮に達し、大きな拍手に応えて、アンコールではブラームスの3楽章をもう一度。
終演後のロビーでは、興奮冷めやらぬといったメンバーの皆さんとお客様が和やかに談笑される様子が印象的でした。
この後も明後日は大阪フィルコンサートマスター長原幸太さんをはじめとする精鋭メンバーのバルトークや佐藤卓史さんのプレイズショパンなど、注目公演が続いていきます。
いやあ、室内楽って本当にいいですね。