県内の景気動向をまとめた、毎月掲載の「県内経済概況」。
今回の概要を簡単にご説明しますと…
「一部で伸び悩みがみられるが、緩やかな回復の動きが続いている」
となります。
内閣府が昨年12月21日に発表しました「月例経済報告」のなかの「我が国経済の基調判断」では、「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と、3か月連続で同じ表現にしています。
また、日本銀行京都支店が12月25日に発表しました「管内金融経済概況」によりますと、
「京都府・滋賀県の景気は、回復基調にある」とし、総括判断を8か月連続で据え置いています。
では、滋賀県に限定した今月の県内景気の動向を前月の同レポートとの比較でみますと、前向きな動きとしては、
①「鉱工業生産指数」(3か月移動平均値)は2か月ぶりに再びプラス
②「新設住宅着工戸数」は3か月連続のプラス
③「公共工事」の請負金額は2か月ぶりの大幅プラス
④「倒産」の件数は5か月連続の一ケタ
などの点が挙げられるものの、一方、厳しい動きとしては、
⑤「百貨店・スーパー販売額」(全店ベース)は8か月ぶりのマイナス
⑥「民間非居住用建築着工床面積」は3か月連続の大幅マイナス
⑦「求人倍率」は両倍率とも前月に比べ低下
などが挙げられます。
ぜひ、最新版の「県内経済概況」と「滋賀県内経済指標」をチェックし、皆さまの事業運営等のご参考にしていただければ幸いです。