県内の景気動向をまとめた、毎月掲載の「県内経済概況」。
今回の概要を簡単にご説明しますと…
「緩やかな回復基調の中で足踏みの動きがみられる」
となります。
内閣府が1月20日に発表しました「月例経済報告」のなかの「我が国経済の基調判断」では、「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と、4か月連続で同じ表現にしています。
また、日本銀行京都支店が2月9日発表しました「管内金融経済概況」によりますと、
「京都府・滋賀県の景気は、回復基調にある」とし、総括判断を9か月連続で据え置いています。
では、滋賀県に限定した今月の県内景気の動向を前月の同レポートとの比較でみますと、前向きな動きとしては、
①「公共工事」の請負金額は前月に続きプラス
②「有効求人倍率」は前月に比べやや上昇
などの点が挙げられるものの、厳しい動きとしては、
③「鉱工業生産指数」(3か月移動平均値)は2か月ぶりに再びマイナス
④「百貨店・スーパー販売額」(既存店ベース)は微増にとどまる
⑤「民間非居住用建築着工床面積」は4か月連続の大幅マイナス
⑥「新設住宅着工戸数」は4か月ぶりかつ大幅のマイナス
⑦「倒産」の件数、負債総額ともに前年を上回る
などが挙げられます。
ぜひ、最新版の「県内経済概況」と「滋賀県内経済指標」をチェックし、皆さまの事業運営等のご参考にしていただければ幸いです。