県内の景気動向をまとめた、毎月掲載の「県内経済概況」。
今回の概要を簡単にご説明しますと…
「緩やかな回復基調の中で足踏みの動きがみられる」
となります。
内閣府が2月25日に発表しました「月例経済報告」のなかの「我が国経済の基調判断」では、「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と、5か月連続で同じ表現にしています。
また、日本銀行京都支店が3月9日発表しました「管内金融経済概況」によりますと、
「京都府・滋賀県の景気は、回復基調にある」とし、総括判断を10か月連続で据え置いています。
では、滋賀県に限定した今月の県内景気の動向を前月の同レポートとの比較でみますと、前向きな動きとしては、
①「百貨店・スーパー販売額」(全店ベース)は3か月ぶりのプラス
②「新規求人倍率」は前月比大幅上昇
などの点が挙げられるものの、厳しい動きとしては、
③「鉱工業生産指数」は両指数ともにマイナス
④「民間非居住用建築着工床面積」は5か月連続のマイナス
⑤「新設住宅着工戸数」は前月に続き大幅のマイナス
⑥「公共工事」の請負金額は3か月ぶりの大幅マイナス
⑦「倒産」の件数、負債総額ともに前月に続き前年を上回る
などが挙げられます。
ぜひ、最新版の「県内経済概況」と「滋賀県内経済指標」をチェックし、皆さまの事業運営等のご参考にしていただければ幸いです。