4/2(金)19時よりびわ湖ホール小ホールで開催される
に出演されるヴァイオリニストの中川桜さんのインタビューが行われました。
Q:ヴァイオリンを始められたきっかけを教えてください
母が声楽出身ということもあり、物心つく前からピアノとヴァイオリンを始めていました。ヴァイオリンを選んだきっかけは2歳の時に楽器店のショーケースに飾ってあったヴァイオリンを指さして、これをやりたいと言ったそうです。中学校まではどちらかというとピアノをメインに、ヴァイオリンは楽しみとして演奏していました。
Q:ヴァイオリンを専門にしようと思ったのはいつですか?
小学6年の時に、所属していた大津ジュニアオーケストラのメンバーとしてBAF(びわ湖☆アートフェスティバル)で共演したヴァイオリニストの玉井菜採さん(大津市出身、東京藝大教授)の音を聞き、ヴァイオリンってなんて素敵な音なんだろうと、とても感動したのがきっかけです。当時はこの先ピアノを中心に勉強しようかとも思っていたのですが、これがきっかけでヴァイオリン中心でいこうと決めました。
Q:ヴァイオリンの魅力を教えてください
音を自分が作れるところです。ピアノとは違い音程や音色、響き、すべてを自分自身が作れることにとても魅力を感じます。また、ソロだけでなくいろいろな人と一緒に演奏ができるのも魅力ですね。室内楽やオーケストラ、少人数から大人数まで、音楽を共有し調和する経験ができるのは大きいですね。
Q:今回のコンサートはオール・ベートーヴェンプログラムです。中川さんにとってベートーヴェンとはどんな存在ですか?
まだ若いので特定の作曲家に偏らず演奏しようと心掛けてはいますが、ベートーヴェンは好きな作曲家の一人です。ベートーヴェンって”語りかけてくれる作曲家”だと思うんです。困難を乗り越えた強い精神力が曲から感じられます。特にゆっくりした緩徐楽章に魅力を感じますね。ベートーヴェンの言葉が聴こえてきて、心がとても温かくなります。
Q:共演は関西で活躍中の実力派奏者ですね。
ピアノの塩見さんは堀川高校在学中からお世話になっていて、これまでに共演もさせていただいてます。日本センチュリー交響楽団首席奏者の北口さんとは初めてご一緒します。大先輩に囲まれていますが、緊張はそんなにしていません(笑)共演がとても楽しみです。
Q:メッセージをお願いします。
これまで地元滋賀では、大津ジュニアオーケストラのソリストとしての演奏機会はありますが、本格的な公演は初めてとなります。ぜひ皆さまに演奏をお楽しみいただければと思います。
ピアノ三重奏曲「大公」演奏会 ベートーヴェン生誕250年記念企画②
【しがぎんホール・コンサートシリーズ2020-21】
開催日 2021年4月2日(金)
- 開場時間 18:15
- 開演時間 19:00
会場 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 小ホール
料金 一般3,500円 KEIBUN友の会会員3,000円 学生2,000円
出演:塩見 亮(ピアノ)、中川 桜(ヴァイオリン)、北口大輔(チェロ、日本センチュリー響首席)
曲目:オール・ベートーヴェン・プログラム
ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 作品97「 大公」