文字サイズ

背景色

椿 佳美Yoshimi Tsubaki

ショパン国際コンクールの覇者スタニスラフ・ブーニンに憧れ、ショパンの魅力に引き込まれ、ショパン同様に、ポーランドのワルシャワ、そして、フランスはパリへと留学。まさに、ショパンと同じ道筋をたどって、時代は異なれども、同じ空気を吸ってきた椿さんが弾くショパンは、個性的だ。
いつも強烈なオーラを放っている椿さんには、一見近寄りがたい感じがするかもしれないが、実際はそうでない、フレンドリーな人柄である。ショパンの作品を演奏中に感極まって、ほろっと涙ぐんだり、その豊かな感性ならではの出来事も数多い。
2010年にはショパン生誕200年記念を迎えるが、まさに椿さんの年となるような予感をさせる。帰国してからも、ポーランド、フランスはもちろん、ヨーロッパでの活動も着実で、常に先端のショパン解釈の中で、椿流ショパンを、日本でも聴かせてくれる。

プロフィール

滋賀県大津市に生まれる。第30回全日本学生音楽コンクール大阪(西日本)大会ピアノ部門小学校の部第1位入賞。東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て、1988年同学部器楽科ピアノ専攻卒業。89年10月よりワルシャワ・ショパン音楽院に留学。5年有余にわたる留学期間中、ポーランド各地で数多くのリサイタル、ならびにいくつかの交響楽団との共演を行い、一部はテレビでも中継されて、好評を博す。91年チッタ・ディ・トラーニ国際ピアノコンクール(イタリア)第4位入賞。92年ポーランド国立放送交響楽団(カトヴィツェ)とショパンのピアノ協奏曲第1番ほかをCDに録音。95年よりパリに移り演奏活動を展開。96年10月よりパリ・エコル・ノルマル音楽院に入学。97年ミウオシュ・マギン国際ピアノコンクール(パリ)第3位入賞。同年11月大津市文化奨励賞受賞。 これまでに国内では大津、京都、大阪、神戸など関西を中心に東京、名古屋、四国、北海道などでも、また国外では、ポーランド、フランスのみならず、ブルガリア、ロシア、ウクライナ、韓国、中国、ヴェトナムなどでも、リサイタルのかたわら、ポーランド国立放響、ソフィア・フィル、ヤナーチャク・フィルやキエフ国立フィルなど、著名オーケストラとの共演も多く、幅広く活動、2008年には、グダニスクにおける国際モーツァルト・フェスティヴァルに招聘されて、「ピアノ協奏曲第21番」を共演している。 元濱綏子、芝令子、松浦豊明、辛島輝治、M.シュピナルスカ、K.ギェルジョード、M.マギン、M.リビツキーの各氏に師事。 現在、相愛大学音楽学部非常勤講師。

受賞歴

第30回全日本学生音楽コンクール大阪(西日本)大会ピアノ部門 小学校の部 第1位入賞
1991年 チッタ・ディ・トラーニ国際ピアノコンクール(イタリア) 第4位入賞
1997年 ミウオシュ・マギン国際ピアノコンクール(パリ) 第3位入賞
1997年 大津市文化奨励賞受賞

椿 佳美の新着情報

  • 新着情報はありません。

椿 佳美の演奏動画・音源

  • 演奏動画・音源はありません。