南 千勢子Chiseko Minami
当社の事業は、本当に多くのアーティストのご協力のもとに成り立っています。
その中でも、特に南さんは、当社の発足時から、ピアニストとして演奏はもちろん、文化の多方面に渡って、ご協力を得てきました。南さんの演奏家としての成長とともに、私どもも年月を重ねてきたという点で、切っても切れないご縁で、歴代の社長を知っている希少な演奏家の一人といえます。
ハンガリー国立ブダペスト音楽院に留学していたこともあり、リスト弾きというイメージと、ダイナミックな超絶技巧的な奏法の印象が強いピアニストの感もあります。しかし、リストのハンガリー狂詩曲や超絶技巧練習曲の全曲演奏をやり遂げ、いよいよ、リストの精神性の境地を表現する段階へと突入しました。それは、最近、音楽評論家の日下部吉彦氏とのコラボレーションによる、レクチャーコンサートでリストの生涯を演奏とトークでたどっていく企画があり、そこで実証された気がします。
プロフィール
相愛女子大学(現:相愛大学)音楽学部卒業。第27回全日本学生音楽コンクール西日本第1位入賞。政府給費留学生としてハンガリー国立リスト音楽院へ留学。ハンガリー各地で活躍後帰国し、大阪、京都、大津などでリサイタルを開催。また、パノハ弦楽四重奏団、ベルリン弦楽四重奏団、新ブダペスト弦楽四重奏団、ヤナーチェク弦楽四重奏団、チェコ国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団、ブルガリア国立室内オーケストラをはじめ、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、テレマン室内管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団などと共演している。新ブダペスト弦楽四重奏団とドホナーニのピアノ五重奏曲をCD録音。現在、相愛高校で後進の指導にもあたっている。
リスト作品演奏など意欲的な企画や、滋賀の音楽振興や音楽普及のための積極的な演奏活動が評価され、第9回ハン六文化振興財団助成賞、平成7年度滋賀県文化奨励賞、平成15年度大津市文化賞、平成27年度滋賀県文化賞を受賞。
これまでリストの「ハンガリー狂詩曲」、「超絶技巧練習曲」全曲演奏に取り組み好評を博した。
リスト生誕200年を迎えた2011年には、リスト生誕200年祭「七色のリスト」への出演や、リサイタルではピアノ・ソナタロ短調等を取り上げ、存在感を示した。
受賞歴
第27回 全日本学生音楽コンクール西日本第1位入賞
第9回 ハン六文化振興財団助成賞
第20回 滋賀県文化奨励賞
平成15年度 大津市文化賞
滋賀県文化賞
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