11月24日まで滋賀県立近代美術館で開催中の展覧会「遊亀と靫彦」展にKEIBUN文化講座がコラボいたします。
二人展はしばしば開催されますが、師弟の二人展はめったにございません。
師匠の安田靫彦は歴史画が得意でしたが、弟子の小倉遊亀は人物画、静物画が中心です。

小倉遊亀は、人から「なぜ師匠のように歴史画をやらないの?」と問われたとき「歴史画は事前の勉強が大変だから」と答えられたそうです。じつは、師匠は弟子の個性を大事にされていたのです。
表現は違うものの、絵画の本質を極めたふたりは、もっとも幸せな師弟関係と言われています。

安田靫彦 「飛鳥の春の額田王」昭和39年 滋賀県立近代美術館蔵


KEIBUNでは、11月19日(水)、20日(木)の両日『創作和菓子と楽しむ「遊亀と靫彦」展』と題し、びわ湖文化公園内、茶室夕照庵で滋賀県立近代美術館との提携講座を行います。お菓子とお茶を楽しみながら、芸術の秋を堪能されてはいかがでしょうか。

茶室夕照庵