この秋の「KEIBUN文化講座」大津会場では、安土城考古博物館と連携し、9月20日から同館で開催される秋季特別展「造形衝動の一万年」に焦点を合わせます。
心の深奥から湧きあがる表現欲求とは!!造形物を通して人間の精神世界に迫ります。

日本人が一万年の歴史の中で土偶や埴輪、仏像などに何を表現してきたのでしょうか?それは、目に見えないモノへの畏怖?聖なる神仏への祈り?                     考古学ではアプローチするのが難しい人間の精神、衝動的な表現欲求を同館の学芸員がリレー形式で深く掘り下げます。

(宮城県指定文化財 遮光器土偶・東北歴史博物館蔵)
    講座では土偶・木偶・埴輪・円空仏などを題材に、近年、注目をあつめるアールブリュット(生の芸術)と呼ばれる現代の作品を合わせて見ることで、感性と衝動のもとに生み出される造形本能の根源を探ります。

(土偶型容器・東京国立博物館蔵)
             講座の最終日には安土城考古博物館で特別展「造形衝動の一万年」を見学します。もちろん、受講生のみなさまのみへの解説付きです。
作品に秘められた深遠な世界を一緒に覗いてみませんか?