いよいよ開幕した
『冬のびわ湖室内楽週間』
そのトップバッターは今年生誕200年の記念イヤーであるシューマンの室内楽曲を特集した演奏会です。
第一夜はピアノ三重奏曲第1番です。
ピアノ三重奏の名曲、ベートーヴェンの大公をカップリング。
演奏はご存じ、滋賀を代表するピアニストの一人、北川恵美さん、
大阪センチュリー交響楽団の最年少コンマスとして活躍中のヴァイオリニストの太田雅音さん、
そして関西一円で活動を広げるチェリストの池村佳子さんの3人です。
シューマンはピアノ曲、歌曲の作曲家として特に有名ですが、室内楽曲の中にも、本日演奏されるピアノ三重奏曲や、明日予定されるピアノ五重奏曲といった作品も名作として評価されています。
3人のリハーサルは真剣な中にも和やかな瞬間もありといった雰囲気で進んでいきました。
受付でも着々と準備が進みます。
演奏会はベートーヴェンの大公からスタート。
順調に進むかと思われましたが・・・。
なんと!!
1楽章の途中で太田さんの弓のチップが飛ぶハプニング!
実は弦楽器の弓の先端は膠(にかわ)で接着しているだけなので、稀にこういうトラブルが起こるのです。
本番後、太田さんに伺うと、本番中に起こったのは初めてとのこと。
演奏は始めから仕切り直しとなりましたが、その後はもちろんハプニングもなく素晴らしい演奏が展開されました。
演奏会は成功裡に終了。
明日はどんな演奏会になるでしょうか。